骨粗しょう症が寝たきりの原因になるのをご存じでしょうか?
介護が必要になった原因として脳血管疾患に次いで多いのが、骨関節疾患や骨粗しょう症によって起こった股関節周辺や脊椎の骨折です。骨粗しょう症の進行を予防したり進行を最小限に抑えることができれば、背中が曲がったり骨粗しょう症を原因とする腰痛に苦しんだり、身長が低くなって姿勢が悪くなるのを防ぐことができます。
骨粗しょう症は骨のエイジングケア( 食事・運動・日光浴)を行うことで予防できます。カルシウムやビタミンDなどの十分な栄養を取り、日光を浴びながら、1日30分程度のウオーキングなど適度な運動をすることが重要になります。
しかしそれだけでは不十分な場合もあり、そういった方には薬物療法を追加する必要がありますので、一度専門的な検査をお勧めします。次回は骨粗しょう症の診断と薬物療法についてお話しします。