健康コラム
「リハビリテーション」、「スポーツ」の疾患・治療について
スポーツ障害の予防 その(2) 体幹安定性の向上について
2014年07月
スポーツ障害の予防にはストレッチングが重要であることは前回お話ししましたが、今回は腰から骨盤の深部筋(コアマッスル)を鍛えて姿勢を改善し体幹を安定化させるコアトレーニングについて紹介します。
コアマッスルとは腹横筋や多裂筋のことをいい、そのコアトレーニングはサッカーの長友選手が取り入れていることでも有名ですが、初心者向けの簡単な方法として膝を立てて仰向けに寝ます。両方のこしぼねに手をあてて、肛門を締めるように力を入れながらゆっくりと息を吐だして左右の指先が近づくようにお腹を引き込みます。お腹を絞り込む感覚です。その時に指先に腹横筋が硬くなっているのを感じ取って下さい。この状態を10秒程度保持して5回ほど繰り返します。同じようなトレーニングは坐位でも立位でも可能です。
スポーツを行っている方はスポーツ障害予防のためにストレッチングと合わせてコアトレーニングをぜひ行ってほしいと思います。