健康コラム
「ケガの処置」について
ケガの応急処置RICE(ライス)
2013年05月
打撲・骨折などの一般外傷や捻挫・肉離れなどのスポーツ外傷の時の応急処置は、安静(Rest)冷却(Icing)圧迫(Compression)挙上(Elevation)の4つの処置が重要になります。RICEとはこれらの4つの頭文字をとっています。
(1) R(安静)ケガしたところを副子やテーピングで固定して動かさないようにして、スポーツを中断し安静にします。
(2) I(冷却)氷をビニール袋やアイスバッグに入れて患部を15〜20分程度冷却します。
痛みが出れば冷却を再開しこれを1~3日間繰り返します。
(3) C(圧迫)患部にスポンジなどを当てて包帯やテーピングを巻いて軽く圧迫気味に固定します。
(4) E(挙上)ケガしたところを心臓より高い位置に上げておきます。
いずれの処置も内出血と腫れを最小限に抑え、痛みを軽くすることが目的ですので、受傷直後に適切に応急処置を行い、その後に整形外科専門医やスポーツドクターを受診して治療法について相談してください。