健康コラム
「ロコモ」について
ロコモティブシンドローム(通称ロコモ)とは?
2013年06月
ロコモとはロコモティブシンドローム(運動器症候群)の略で、筋肉・骨・関節などの身体を動かすために重要な「運動器」の働きが悪くなって、介護が必要になる危険が高い状態のことをいいます。その原因には前回までお話ししてきたような骨粗しょう症による骨折や変形性関節症、脊柱管狭窄(きょうさく)症などがありますが、重要なことは自分の状態をきちんと理解してロコモを予防することです。
そのためには次の七つの項目でチェックします。
(1)片足立ちで靴下がはけない
(2)家の中でつまずいたり滑る
(3)階段で手すりが必要
(4)横断歩道を青信号で渡り切れない
(5)15分くらい続けて歩けない
(6)2Kg程度の買い物の持ち帰りが困難
(7)家の中のやや重い仕事(掃除機の使用、布団の上げ下ろし)が困難。
これらの七つのうち一つでも当てはまる項目があればロコモの心配があります。ロコモ予防にはそれぞれの病気の治療だけでなく、普段の運動や正しい食生活に注意して体を鍛えておきましょう。
家の中のやや重い仕事(掃除機の使用、布団の上げ下ろし)が困難。