ロコモティブシンドローム(ロコモ=運動器症候群)は、筋肉・骨・関節など体を動かすために重要な運動器の働きが悪くなり、介護が必要となる危険が高い状態のことです。今回はロコモを予防するロコトレ(ロコモーショントレーニング)について紹介します。ロコトレは「片脚立ち」と「スクワット」のたった二つの運動です。
(1)バランス能力をつける片脚立ち・・・
テーブルなどのつかまるものがある場所で片方の手をテーブルに置いて立ち、片方の脚を床に着かない程度に上げて1分間片脚で立ちます。これを左右交互に1分間ずつ3回行います。
(2)筋力をつけるスクワット・・・
脚を肩幅程度に広げて爪先を軽く開いて立ちます。その状態で膝が90度以上曲がらないように体を沈め、息を止めないで5回程度繰り返します。これを1日3回行います。
これらのたった二つの運動でロコモ予防が期待できます。しかし重要なことは継続することですので、毎日無理のない範囲で自分のペースで運動を続けましょう。