健康コラム
「リハビリテーション」、「スポーツ」の疾患・治療について
スポーツ障害の予防 その(1) ストレッチングについて
2014年06月
ストレッチングとは筋肉を伸ばすという意味ですが、身体の柔軟性を高めてスポーツのパフォーマンスを向上させたり、スポーツ障害を予防するために非常に重要な役割を果たしています。
例えば大腿四頭筋という太ももの前の筋肉を伸ばす場合は、横向きで寝た状態で上側の膝を曲げて足首を抱えてかかとをお尻に引き寄せます。太ももの張りを感じるまで足を引っ張り、そのままの姿勢を30秒ほどキープします。終われば向きを替えて反対側を同じ要領で行います。ストレッチングの際には決して無理はせずに痛みのない範囲で、呼吸を止めないでやることが原則です。
ストレッチングは普段から行う必要がありますがスポーツの前後が特に重要です。スポーツ前のウォーミングアップだけでなくスポーツの後のクーリングダウンで疲労した筋肉をほぐす事も忘れずに行いましょう。ストレッチングの方法は競技種目によって異なりますのでスポーツ医や理学療法士に相談して下さい。